個人教授のあり方

 4月は新しい季節。新しい出会いが感じられ、新生活に入る街行く人々の姿が凛々しく見えます。

 

 儀礼的にお辞儀をする。

 意志を持ってお辞儀をする。

 何かを感じてお辞儀をする。

 

 この三通りの違いを知るために稽古をする。

 

 一子相伝とはゴールのない教えを会得するためのもの。教室で習った知識は既に死んでいる。世界は動き続け、生命も動き続けている。

 

 定型化された結論を求めるのが近代人のサガだが、知恵とはならない。教えに卒業などない。

 

 急がなくてよし。そもそも虚に終わりはないのだから。運命に従うのみ。

 

 言葉で伝えられないもの。触れられないもの。

 

 そこに言葉を通す。触れる。

 

 個人教授はそうありたいと思っています。

 

2025/4/7  Sosuke.Imaeda